2025.8.9

サーモジン チムニ251とは?250℃耐熱耐酸塗料の決定版|東京熱化学工業

サーモジン チムニ251は東京熱化学工業が開発した2液混合タイプの耐熱耐酸塗料で、常温から250℃までの高温環境でも優れた性能を発揮します。

塗膜性能は、200℃×100時間、250℃×5時間の高温の過酷な試験条件でも異常なく、50%硫酸にも強い耐性を持つ画期的な塗料です。

この機能によって、メンテナンス頻度を大幅に削減し、設備の長寿命化とコスト削減を実現可能です。

お客様:「工場の煙突や排気設備の塗装が、半年ごとに塗り直しが必要で困っています。」

東京熱化学工業:「確かに高温と酸性ガスの複合環境は一般塗料では対応できませんね。サーモジン チムニ251ならその問題を解決できる可能性があります。」

この記事でわかること

    • サーモジンチムニ251の特性
    • サーモジンチムニ251の産業現場での導入効果

サーモジンチムニ251 耐熱耐酸塗料の実力

高温環境に曝される工業設備の保護には、優れた耐熱性と耐酸性を兼ね備えた塗料が必要な場合が多いです。

耐熱耐酸塗料は、主に煙突や各種工場設備の長寿命化に貢献する高機能塗料として現場で活用されています。

サーモジン チムニ251とは

サーモジン チムニ251とは、常温から250℃までの幅広い温度帯で使用できる2液混合タイプの耐熱耐酸塗料です。

塗膜性能に関しては、耐熱性は、200℃×100時間、250℃×5時間という過酷な試験条件下でも異常が見られず、
耐酸性に関しても30,000時間の長期試験でも安定した性能を維持します。

鉛筆硬度はF、密着性は25/25(2mm幅碁盤目クロスカット)と優れた基本性能を持ち、塩水噴霧試験では2,500時間経過後も一般部に異常が見られません。

サーモジン チムニ251の特徴

サーモジン チムニ251の最大の特徴は、耐熱性と耐酸性を同時に備えている点です。

50%硫酸浸漬試験では、S-TEN材とSS材どちらの基材に塗装した場合も塗膜に異常が見られず、鉛筆硬度もわずかな低下にとどまっています。

また、チムニ251を塗布した塗板を塩水(3%)に浸漬させた実験では、30,000時間経過後もフクレ・ハガレ等の異常が確認されておらず、塩害環境下でも優れた塗膜性能の耐久性を発揮することが確認できます。

上記のような特徴から、サーモジン チムニ251を使用することで腐食性ガスが発生する高温環境下でも金属素材を効果的に保護し、設備の腐食を長期間防止可能になります。

一般塗料との違い

サーモジン チムニ251と一般塗料の最も大きな違いは、耐熱性と耐酸性を同時に備えている点です。

一般塗料との耐熱性の違い

一般的な塗料の多くは100℃程度の温度で性能が劣化し始めますが、サーモジン チムニ251は常温から250℃までの高温環境下でも安定した性能を維持します。

一般塗料では対応できない過酷な環境下での金属保護に、サーモジン チムニ251は大きな力を発揮します。

工場設備や煙突の保護にサーモジン チムニ251 が最適な理由

工場設備や煙突は高温や酸性環境に常にさらされているため、通常の塗料では十分な保護ができません。

チムニ251であれば、SPCC-SD、SS材、SUSなど多様な素材に対応し、素地と強固に密着することで長期間にわたり設備を保護します。

上述したように200℃の高温環境で100時間連続使用する過酷なテストでも、塗膜に異常は見られません。

さらに、250℃×5時間の短期耐熱試験でも塗膜の劣化は確認されていません。

長期試験では、耐酸性も30,000時間という実用的な環境下でも性能を維持し続けることが確認されています。

お客様:「煙突の内部温度が200℃以上になる環境でも使える塗料を探しているんですが、本当にチムニ251は、耐えられるのでしょうか?」

東京熱化学工業:「実際の試験データで証明されているので安心してください。200℃で100時間連続使用しても異常なしという結果が出ています。」

この優れた耐熱性能により、定期的なメンテナンスが困難な高所の煙突や、連続運転が必要な工場設備の保護に最適です。

50%硫酸浸漬試験における優れた耐性

耐酸性に関しても上述しましたが50%硫酸水溶液に80℃の高温条件で1週間浸漬する過酷な試験を実施した結果、S-TEN材、SS材どちらの塗板も外観に変化はなく、膜厚も浸漬前後でほとんど変化しないという優れた効果を発揮しています。

塩水噴霧試験300時間の実績

沿岸部や海洋近くの工場設備では、塩害による腐食も大きな課題です。

サーモジン チムニ251は、塩水噴霧試験において2,500時間経過後も一般部に異常がなく、優れた耐食性を示しました。

この結果から、塗膜に傷がつかない限り、長期間にわたって防食性能を維持することが確認されています。

以上のことから耐熱性と耐食性を兼ね備えた特性により、海岸近くの工場設備や、塩素を含む排気ガスにさらされる設備の保護に最適と言えます。

サーモジン チムニ251の産業現場での導入効果

サーモジン チムニ251の保護効果は、設備の運転停止期間の短縮にもつながり、生産性向上とメンテナンスコスト削減の両方に貢献します。

サーモジン チムニ251は従来の耐熱塗料と比較して、圧倒的な耐久性を誇ります。

お客様:「工場の設備管理をしていますが、毎年の塗装補修費用が予算を圧迫しています。本当にそれほど違いがあるのでしょうか?」

東京熱化学工業:「実際の現場データを見る限り、チムニ251は従来品と比較して4倍以上の耐久性を示しています。年間補修回数を大幅に削減できる可能性があります。」

またメンテナンスによる設備停止時間も削減効果がみられる可能性が高いです。

サーモジン チムニ251は、多くの現場で評価されています。もし下記のような業種・使用環境・設備を利用している方には、導入をおすすめします。

まとめ

今回は、弊社の製品、耐熱耐酸塗料 サーモジン チムニ251の特徴について解説しましたがいかがでしたでしょうか。

東京熱化学工業では、お客様独自の要求に応じたカスタマイズ対応も可能です。特殊な温度条件や化学物質に対応する塗料の開発や、既存塗料の調整など、個別のニーズに合わせた技術提案も行います。

サーモジン チムニ251をはじめとする高機能塗料の導入検討などでお困りの際は、お気軽にお問合せください。