「高温設備のサビや劣化、メンテナンスの手間とコストにお悩みではありませんか?」
製鉄所、発電所、化学プラント…。600℃にも達する過酷な環境下で設備を守ることは、安定稼働と安全確保の生命線です。しかし、「頻繁な補修が必要」「大掛かりな加熱設備がないと塗装できない」といった声も少なくありません。
もし、特殊な設備を使わず現場で手軽に施工できて、長期間、高温やサビから設備を守れる塗料があるとしたら?
この記事では、そんな現場の課題を解決する「常温乾燥型 耐熱塗料」について初心者でもわかるように解説していきます。
弊社東京熱化学工業は、ニッチで先進的な高機能性塗料市場におけるリーディングカンパニーで耐熱塗料・断熱塗料に関しては、50年以上にわたり研究開発をしているので塗料に関する豊富な知識があります。
常温乾燥型 耐熱塗料とは
常温乾燥型 耐熱塗料は、高温環境で使用される設備や機器を保護するために使用される特殊塗料です。
製鉄所や火力発電所、石油プラントなど600℃前後の高温環境で使用される機器には、耐熱性と防錆性を兼ね備えた塗料が不可欠です。
常温乾燥型耐熱塗料は、そのような過酷な環境下でも優れた保護性能を発揮します。
常温乾燥型 耐熱塗料のメリット
常温乾燥型 耐熱塗料の最大のメリットは現場施工の容易さです。
大型設備や既存施設のメンテナンスでは、特殊な加熱設備を導入することが困難な場合が多いため、常温で硬化する耐熱塗料は非常に重宝されます。
弊社で取り扱っている常温乾燥型 耐熱塗料もベーシックなものでも200度から800度まで耐熱性能を持ち、高温酸化による腐食から金属表面を守ることが可能です。
常温乾燥タイプであっても、装置稼働による昇温によりいっそう強固な塗膜が形成されます。
お客様「工場の設備管理をしていますが、現場で簡単に施工できる耐熱塗料はないのでしょうか?」
東京熱化学工業「常温乾燥型 耐熱塗料なら現場での施工に優れています。」
焼付乾燥型との違い
焼付乾燥型耐熱塗料は、塗装後に200℃前後の高温で焼き付けて硬化させる必要があります。
一方、常温乾燥型は装置稼働による昇温で硬化するため、特殊な加熱設備が不要です。
主な違いに関しては、初心者でもわかりやすいようにまとめました。
ぜひ参考にしてください。
常温乾燥型は、現場施工の容易さから既存設備のメンテナンスや大型構造物の保護に適しており、プラントや工場設備の保全管理において重要な役割を果たしています。
常温乾燥型の耐熱温度
東京熱化学工業のサーモジン Bタイプ(汎用タイプ)は、800シリーズであれば800℃までの環境で使用可能です。
常温乾燥型 耐熱塗料施工時の注意点
塗料の品質ももちろんですが、実は、下地処理が重要で、これが塗膜の密着性と耐久性を大きく左右します。
施工時の温度と湿度も重要で、5℃以下の低温や湿度85%以上の高湿度環境での施工は避けるべきです。
また、塗装面の温度が高すぎると塗料が速く乾きすぎて密着不良を起こす可能性があります。
乾燥時間は環境条件によって大きく変動するため、特に重ね塗りを行う場合は、指定の乾燥時間をしっかり確保することが剥がれや割れを防ぐポイントになります。
耐熱塗料を施工する際には、必ず塗料の使用の注意点を確認することをおすすめします。
東京熱化学工業の常温乾燥型耐熱塗料ラインナップ
東京熱化学工業のサーモジンシリーズは、高温環境下での設備保護に特化した常温乾燥型耐熱塗料も豊富に取り揃えています。
各種産業設備の防錆・耐熱対策に最適な製品ラインナップとなっており、用途に応じた選択が可能です。
Bタイプ(汎用タイプ)の特徴と適用範囲
Bタイプは常温乾燥型耐熱塗料の中でも最も汎用性の高い製品です。
高温酸化による腐食防止に優れた性能を発揮し、特殊な加熱設備を必要とせず常温で乾燥するため、現場での施工が容易になっています。
製鉄所や火力発電所、石油プラント、製紙工場、化学プラント、ごみ焼却施設など、400℃前後の高温環境下で使用される設備の保護に最適です。
塗膜の強度と耐久性のバランスが取れており、メンテナンスサイクルを延長できるため、長期的なコスト削減にも貢献します。
他にも弊社では、常温乾燥型の耐熱塗料を取り揃えておりますのでまずは、お気軽にお悩みを教えていただければ御社にあった 耐熱塗料をご連絡いたします。
まとめ
この記事では、高温設備の保護に有効な「常温乾燥型耐熱塗料」について、その特徴やメリット、使い方を初心者にも分かりやすく解説してきました。
常温乾燥型耐熱塗料の最大の魅力は、特殊な焼付を必要とせず、常温で硬化する点にあります。これにより、大型設備や既存施設のメンテナンス現場での施工が格段に容易になります。
焼付乾燥型と比較すると初期の硬度は劣るものの、実際に高温環境で使用されることで塗膜が焼結し、より強固で高い耐熱性と防錆性を発揮するようになります。
ただし、その性能を最大限に引き出すためには、適切な下地処理と、温度・湿度といった施工環境への配慮が非常に重要です。施工前には必ず製品の注意点を確認しましょう。
東京熱化学工業では、汎用性の高いサーモジン Bタイプをはじめ、耐熱温度や特定の機能(長期暴露用下塗、耐酸性、断熱性、滑り止めなど ※本記事ではBタイプを中心に紹介)を持つ多様な常温乾燥型耐熱塗料を取り揃えています。
どの耐熱塗料を選べば良いか迷った際や、より詳しい情報が必要な場合は、50年以上の研究開発実績を持つ弊社、東京熱化学工業までお気軽にご相談ください。お客様の用途や環境に最適な耐熱塗料製品をご提案いたします。